Blankey Jet City「C.B.Jim」レビュー
僕がブランキーと出会ったのは中三の冬。YouTubeのおすすめ欄から「swwet days」を聴いたときでした。当時、パンク最高ミッシェル神だった僕はベンジーの癖のある歌い方や歌詞に馴染めず放置プレイをかましてしまいましたが、数日後に聴いた「ガソリンの揺れかた」にありえん衝撃を受けてそっからBJCの沼へとハマっていったんです。そして初めて手に取ったCDがこの「C.B.Jim」
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1.PUNKEY BAD HIP
1曲目からかましてます。(当時を知らんけど)この時期のブランキーを代表する曲ですよね。「新しい国が出来た人口わずか15人。それも全員センスのない単車乗りばかりが揃ってる。」初ライブを見に来た人数のことらしいんですけど、やっぱりこんな歌詞かけるのは浅井さんしかいない。
2.RED‐RUM(夢見るBell Boy)
エロいベースのイントロから一気にネオロカ全開。この曲とBangは個人的に外せないし、やっぱエロイ。
3.D.I.J.のピストル
この曲に関してはもう言うことないし、この曲が好きかどうかでBIJにハマれるかハマれないかが分かれると思いますね。
4.死神のサングラス
94年くらいのライブ映像で照井さんがめちゃくちゃファンキーな格好してて笑いました。
5.12月
今改めて聴いてサビのギターのメロディーがめっちゃきれい。浅井さんってパパとかママみたいな外国っぽいワード好きですよね。
6.ROBOT
当時激しい曲が好きだった僕はあんまりこういう暗い曲を聴いてなかったんですけど、この曲の切ないメロディーが頭に残ってよく聴いてましたね。不気味な雰囲気と孤独な歌詞がいい。
7.ライラック
浅井さんはこのアルバムを出したときに初めてライラックの花を見たらしいんですけど、1回も見たことがない花の歌を書くところがぶっ飛んでてもう最高です。
8.ヴァニラ
ドエロですね。バニラじゃなくてヴァニラなところもなんかエロイ。スケベ。このアルバム唯一の中村さん作曲。センスいいですね。
9.車泥棒
比較的静かな曲が続いた後にBJCらしさ全開の車泥棒。車泥棒に腕は一流さなんて言われても説得力とかないのに、歌詞の滅茶苦茶さと勢いだけで圧倒されるし不思議と車泥棒かっけーってなっちゃうんですよね。
10.ICE CANDY
ギター買ってすぐのときにこの曲のイントロを延々と弾いてましたね。静から動に移る時の爆発力。ライブでこの曲を聴いてみたかったです。
11.3104丁目のDANCE HALLに足を向けろ
これまた定番曲。ライブ映像からでも伝わる3人の緊張感とこれを弾きながら歌っているという事実にただただ震えますね。ブランキーの曲の中では珍しい感じだけどそれがまたいい。
12.悪いひとたち
この曲を聴くたびに初めて聴いた時の感情が沸き上がってきます。それほどまでに思い出深い曲。泣きたくなるほど美しいメロディに残酷な歌詞のギャップ。「悪いひとたちがやってきてみんなを殺した」という衝撃的な歌いだし。挙げ始めたらキリが無いくらい好きです。Angel fish っていうライブDVDに収録されている悪いひとたちを是非観てほしい。てか観てください。
書きたいこと書いてたらよく分からないものが出来てしまった。とりあえずこのアルバムってすごくブランキーらしいんですよね。1枚目のアルバムから完成度は高いんですけど、3枚目にしてやりたいこと全部をバランスよくまとめた感じ。最初に買ったアルバムがC.B.Jimだからブランキ―にハマれたっていうのはあるかもしれません。もしも幸せの鐘買ってたら(めちゃくちゃいいアルバムだけど)ハマってない自身ありますもん。ブランキー聴いてみたいっていう人はこのアルバムから聴くのを強くおすすめします。